株式会社ピルグリマージュジャパン(京都市、創業者・代表取締役:山﨑元)は10月9日、徳島県・市・商工会・大学、日本政策金融公庫等から成る実行委員会主催の「ビジネスチャレンジメッセ TOKUSHIMA 2025」で、徳島ニュービジネス支援賞の大賞に選ばれました。同社プラン名は「四国遍路を海外に開かれた巡礼路へ」で、遍路を歩く訪日客に向けた宿泊インフラや、巡礼中に役立つアプリ等を開発・提供する事業です。今回の受賞について、山﨑さんは「文化と経済両輪の発展を通し、遍路文化を継承していきたい」としています。
同賞は「徳島県で新しいビジネスを立ち上げる「起業家精神」を育て、成功事例を作ること」を目的として、2002年に(前身となる「徳島ニュービジネス大賞」は1997年から)開始しました。これまでの大賞受賞者には、京都大学の森和俊教授がアドバイザーを務める小胞体ストレス研究所(2024年受賞)等が含まれます。
山﨑さんは新卒で三井物産に入社し、18年間ファッション業界で勤務した後、外資系ブランド日本支社社長、ビームス上席執行役員を歴任。観光業界へのトランジションの為に京都大学経営管理大学院に進学しました。その後、フェニクシーインキュベーションプログラム9期(2024年5~9月)に参加して事業案を磨き、2024年11月にピルグリマージュジャパンを創業しました。
関連リンク・報道・動画
- 2025/10/10 徳島新聞「ビジネスメッセ2025のニュービジネス支援賞の大賞に外国人遍路の誘致促進をする京都市のピルグリマージュジャパン」
- 2025/7/4「IVS Curry Night at toberu」でのピッチ:山﨑元「四国には70代のスタートアップがたくさんいるってほんと?」
- 2024/9/19 ピッチ:山﨑元|京都大学 経営管理大学院、ピルグリマージュ ジャパン 代表|四国お遍路インバウンド事業/フェニクシー9期ファイナルショーケース
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株式会社フェニクシーについて:フェニクシーは、社会課題を解決する事業アイデアと起業人材を育てるため、居住滞在型の起業支援プログラムと修了生向けファンドを運営しています。プログラム参加者(大企業社員、大学研究者、学生、起業家等)は、同社施設「toberu」に4ヶ月居住し、日常的な異業種交流やスタートアップ流スキル研修、個別メンタリング・コーチング等をとおして、利益と社会的インパクトを生む新規事業を開発します。「大企業発ベンチャーの創出」「非日常な時間と空間の共有」をコンセプトに、2018年設立(京都市、共同創業者:橋寺由紀子、久能祐子、小林いずみ)、2019年のプログラム開始から計11期84名(スポンサー枠42名、公募枠42名|うち女性29%、外国人15%)を支援。